山口恭一の人生を変える就活

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モチベーションと目標をコントロールするには?

やらされてる仕事じゃつまらない

前のカテゴリーで詳しく述べていますが、私の考える仕事の種類は、営業系・ 技術系・事務系の3つです。
このいずれを選んだとしても、上手になれば仕事ってのは楽しい。けれども、“やらされてる”と感じる仕事や、イヤイヤやる仕事ほどつまらないものはありません。だから楽しく仕事をするには、何より自分に力をつけて仕事上手になることです。
力をつけるための基本は「for the custormer, for the team(お客様のため、そしてチームのため)」なんです。自分が一生懸命努力することで、お客様に喜んでいただき、社内のまわりの人間をハッピーにさせる。その結果自分に力がついて、楽しさや幸福感が返ってくる、というのが仕事の醍醐味です。
誰かの役に立っている自分を発見できたら、仕事ってのは楽しくなる。つまり、自分がどれだけ他者に貢献できるかがポイント。お客様とまわりに喜んでもらい、会社にプラスを与えて、そこで初めて自分に力がつくんです。そしてこの状態がずっと継続されれば、自分自身も確実に力をつけて成長することができる。
反対に、イヤイヤ仕事をやっている人は、絶対に力をつけることができません。たぶんこういう人はしょっちゅう、「つまらない」「自分は悪くない」と文句ばかり言っているはずです。
おひとり様一度限りの人生、どうせやるなら、楽しく仕事したほうがいいじゃないですか。イヤイヤやらされる人にならないでください。
そのためにはまず、最初のカテゴリーで私が述べた「なぜ働くのか」についてよーく考えてみること。その上で、自分のモチベーションをコントロールすることが大事になってきます。モチベーション=やる気と置き換えてもいいでしょう。
どんなジャンルでも、毎日みずからモチベーションをコントロールできる人は、楽しく仕事をしています。特に、営業系・技術系・事務系の中でトップランクの仕事人である「プロ」や、そんなプロたちのマネージメントをおこなう「リーダー」など、それぞれの業界で活躍している人たちは、モチベーションコントロー ルが得意です。
例えばホテルのフロントでも、居酒屋の店員でも、楽しい仕事をやろうと思っ たら、「どうすればお客様に喜んでいただけるか」と必死に考えて工夫しなくちゃなりません。当然、頭を使います。その分疲れることもあるでしょう。でも、自分なりに仕事に目標を設定しながら日々勤め、その目標が達成できてお客様に喜んでいただいたときに得られる喜びは、とても大きいはずです。これに対し、“やらされてる人”は頭を使ってません。ある意味では楽かもしれませんが、精神的に得られるものはあまりないでしょう。
お客様の側からすれば、同じお金を払うんだから、もちろん楽しい仕事をしてる人と関わりたいに決まってます。あなたが自分で自分のモチベーションをコントロールしつつ、仕事に目標を持って努力したなら、お客様にもまわりにも喜びの輪が広がっていくんです。これはキレイごとじゃない、真実ですよ。

目標への思いは時間で測る

仕事の目標の持ち方については「第2章 目標持つと人生が変わる」のカテゴリーに詳しく書いてありますが、ここではその目標への思いをどうやって測るか、お話しします。
答えは簡単——時間で測るんです。目標に対する思いの強さは、それにどれだけの時間を費やしているかで決まります。時間も手間もかけないで何かを実現したいなんていうのは、まったくのたわごと! どんなことだって、時間を費やして打ち込まなければ、できるようになりません。目標のコントロールも同じです。
ここで重要になってくるのが、タイムマネジメントですね。1日24時間というのは、誰にとっても永遠にずっと変わらない。だからこそ、うまい時間の使い方が物を言うんです。同じ起きてる時間で何時間を何に使うか、頭を使って考えなくちゃなりません。
営業マンの場合を例にとって説明しましょう。営業成績を「成果」とすると、この成果は次のような式であらわすことができます。

成果=(勤務時間外に努力した時間+勤務時間の密度の濃さ)×(知識+相手の立場に立った提案力)+営業センス

これを見たらわかるように、「勤務時間外に努力した時間」が多くて「勤務時間の密度」が濃ければ、たとえ営業センスが少なくても、知識と提案力を掛け合わせて成果を挙げることができるんですね。つまり、センスがなくても努力次第でトップランクのセールスマンになれる可能性は十分あるってことです。
この「勤務時間外に努力した時間」と「勤務時間内の密度の濃さ」というのが、すなわち目標に対する執念をあらわします。勤務時間をただボーッと過ごすだけなら、誰でもできる。その時間を濃くするために何をしたか、勤務以外の時間にどれだけ努力したか言いかえると、空き時間や自分の自由時間をどれだけ投資したかというのが、仕事の目標をコントロールする決め手になるんです。
勤務時間外の「自分の自由時間」というのは退社してから翌日出社するまでの時間なども含まれますが、端的に言えば休日のことですね。つまり、休日を返上して仕事のために自分の時間を投資する——この覚悟が、とりわけ20代のときには必要になってくるわけです。