山口恭一の人生を変える就活

  1. ホーム
  2. 第2章 目標持つと人生が変わる
  3. 10年後、15年後の自分を想像できる?

10年後、15年後の自分を想像できる?

20年後の差はどこから生まれるのか

いまの皆さんは、20歳前後という年齢ですね。まだまだ若い。目の前には無限の可能性が広がっている……ように思っているかもしれない。
けれども社会のしくみに巻き込まれ、毎日の生活に流されていくうち、いつの間にか時間は過ぎていってしまいます。10年後、15年後、20年後……あなたはどうなっているでしょうか。会社が倒産しようが買収されようが、自分ひとりで生きていけるだけの力がついてると思いますか?
学生の間はみんなわりと均質で、まわりとの差をそれほど感じないもんです。狭い部屋でひとりカップラーメンをすすっていても、特別わびしい感じはしないでしょ? ところが40歳過ぎてそれをやってると、さすがにみじめですよ。というふうに、大学を卒業して20年もたつと、人によって大きく差がついてくる。もう本当に人生いろいろです。
高い年収もらって外車を乗り回したり、しょっちゅう海外旅行へ出かけたりしてる人もいれば、住宅ローンに追われてヒイヒイ言ってるのもいる。子どもを全員私立の学校へ入れてる人もいれば、奥さんがパートに出ないと生活できないと嘆いてるのもいる。生き生きとみずから仕事をしてる人もいれば、相変わらず「やらされてる」状態で、安酒飲みながら上司の悪口言ったり会社のグチをこぼしてるのもいる。
この差はいったいどこから生まれるのかわかりますか? 個人の能力差ももちろんあるが、それがすべての理由じゃありません。能力よりも、目標の持ち方に差があるんです。そりゃ、奥さんにパートさせるのが目標だったと言うんなら、これはこれでハッピーな結果でしょう。でも、そうしたくてしてるんじゃなけれ ば、とっても不幸ですよね。
つまり、仕事の目標設定をしなかった結果が20年後に出るんです。ということは、目標を持って仕事するかどうかで、20年後の人生が変わるってことなんですよ!
20年後に「こんなはずじゃなかった……」と不幸のドン底に落ちたくなければ、仕事で目標設定し、それをひとつひとつクリアしていくことで力をつけるしかありません——ひとりで生きていけるだけの力を。
この本を、そのための道しるべにしてください。

10年〜15年で差をつける

まずは10年〜15年後に自分がどうなっていたいか、どんな能力を持っていたいか、考えてみてください。最初に入った会社で力をつけていき、10年〜15年後に——つまり30代のうちに、ひとりで狩りができるようになることが大事なんです。「プロ」「マネージメント」「マーケティング」のどれかを目指すと決めればいいと思います。そうしたら、そのためにいま具体的に何をすればいいか考え、目標を細かく設定していくわけです。「何屋さんになってもかまわないから、どこへ行ってもお客様に喜ばれ、まわりから重宝がられる人間になりなさい。決して辞めさせられない人間、捨てられない人間になることです。それには、まずプロかリーダーを目指すことです。
営業マンなら、入社3年後にはトップランクセールスになることを目指してください。そして10年たったらプロとして新規事業の責任者になるか、リーダーとしてマネージメントをやり後進育成に専念するか、あるいはマーケティング力をつけてプロジェクト・マネージャーになるか、経営者として独立したっていい。いずれにしても、10年〜15年で差をつけるんです。
ではそのために、実際何をすればいいのか? 次から私の実体験を交えながら、具体的な目標設定のしかたについてお話ししていきましょう。