山口恭一の人生を変える就活

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仕事センスとは何か?

売れる営業マンの条件

それじゃここで、「仕事センス=営業センス」とは何かという話をしましょう。一般に「センス」ってのは、あとから身につきにくいと思われてますね。確かに、ある程度は持って生まれたものか、遅くとも20歳になるまでに知らず知らず身についているものでしょう。けれども、すべてのセンスが先天的というわけじゃありません。訓練で得られるものだって、たくさんあるはずです。
そんなセンスの中でも、仕事をするに当たってのセンスとは、次のようなものです。

  • 第一印象がとてもいい
  • 目標設定能力がある
  • 記憶力がいい
  • 説得力がある
  • 行動力がある
  • 数字に強く、いろんな方向から数値分析できる
  • 人にわかりやすく説明できる
  • ヒアリング能力がある
  • 自分のモチベーションをコントロールできる
  • 年長者に可愛がられる素質がある
  • 他人のいいところを吸収する力がある
  • 相手の立場に立って考える癖がついている
  • つねにどうやったら可能になるか考える
  • 自分に厳しく、ほかに責任転嫁しない
  • 同じ失敗を繰り返さない
  • 仮説と検証を毎日繰り返し、変化していける

どんな職種でも、このようなセンスが備わっているなら、きっと仕事上手と呼ばれるようになります。だけど「全然だめだ……」なんて、ため息つく必要はないんですよ。この仕事センスが最初から全部備わっているのは、1000人にひとりいるかいないかという、いわば天才です。そんな人、普通はまずいないでしょう。
それでも、訓練すればこの中でいくつかは必ずできるようになるはず。いくつか完璧で、あとはまあそこそこ、というくらいになれればOKです。営業マンだったら上位2割のトップランクに入れるでしょう。つまり、売れる営業マンになるための条件が、これらのセンスでもあるわけです。
こうした営業センスについての話や、トップランクになるための具体的方法などをもっと詳しく知りたい人は、私のもう1冊の本を読んでください。本書の刊行後に、同じ出版社から営業に特化した内容の本が出版されます。営業マン志望の方にとって、おおいに参考になること請け合いです。

いますく変わろう!

さあ、皆さんはトップランクの営業マンになる努力ができそうですか? あるいは技術系でも事務系でも、上位2割の中に絶対入ってやろうと思いましたか? 勉強しない人、訓練しない人、飽きっぽい人、横着な人、言い訳がうまい人、愚痴が多い人、目標のない人……こういった人は、どんな職種を選んでも成功しません。つまり負け組です。結果が出ない→仕事がつまらない→会社を辞めてしまう→自分が変わらないのでまた結果が出ない、と悪循環の転職スパイラルに入ってしまいますよ。
そうならないためにも、自分が変わらなきゃ! さっき挙げた「仕事センス」の中で努力できそうなことから、いますぐ実行するんです。
まずは第一印象をよくするためにお勧めしたいのが、自己紹介の訓練です。だいたいのレジュメを書いて、まずは1分間で自己紹介をやってみましょう。それができるようになったら、内容をもっとまとめて5分間。それができたら次は3分間。次は1分間。最後は30秒。
訓練をするには、全身が映る大きな鏡が必要です。鏡の中の自分に向かって自己紹介。そして同時に、自分の声をテープに録音し、あとで聞いてチェックします。目線をそらさず表情豊かに話ができていますか? 目つきや姿勢は悪くありませんか? レジュメに添って、時間どおりに話し終わりましたか?
こうした訓練をしていれば、あなたの第一印象は確実によくなるし、話すことも上手になります。商品知識も、覚えたあとは同じやり方で、お客様に紹介する訓練をしましょう。
次に、年長者の人脈を作る努力をしましょう。詳しいことは「4 これが人脈作りのツボだ」のカテゴリに書いてありますが、とにかく、仕事上手で前向きな年長者に話を聞きに行くこと。その際、聞いたことは必ずメモし、あとでノートに写し直しましょう。いつ・どこで・誰に・どんな話を聞いたか等々、詳しく書き込んでおくと、そのときの情景が思い出されてきます。これを何度も読み返し、自分に真似できるところを見つけるんです。
それから、本を読みましょう。営業に興味があるなら営業に関する本、あるいは自分が興味を持っている業界の関連誌など、片っ端から読んでください。そしてさっきと同じように、読んでためになった内容や参考になりそうなことをノートに書き込みます。それを何度も何度も見直して、自分のものにするんです。
これらを、社会人としての勉強だと思ってやってください。大学を卒業したらもう勉強は終わり……では決してないんですよ。日々勉強です。生きるための勉強は、一生続きます。

社長が教える☆就活のガッツ

  • その25 営業はハイリスク・ハイリターンと覚悟せよ。
  • その26 「2・6・2の法則」を頭に叩き込もう。
  • その27 自分が目指す職種について本気で勉強しよう。
  • その28 仕事センスというものを理解し、できることからやってみよう。
  • その29 第一印象をよくするため、自己紹介の訓練をしよう。
  • その30 卒業しても、生きるための勉強は一生続く。